盲点力/多湖 輝

盲点力  --- 人が見えないところを見る力
多湖 輝
新講社 (2004/03/26)
売り上げランキング: 3,215


以前より「頭の体操」シリーズが好きだった。多湖さんの本ということで書店でパラパラと立ち読み。もくじをザッとみて、本文も読みやすそうなので購入。

「盲点力」=盲点を見抜く力、という内容。しかし、そんなに盲点なんてあるのか?という気持ちもありつつ読み進めました。まず、いきなり飛び込んできたフレーズが、

「自分自身のことなんて、そもそも盲点だらけである。」

の一文。確かに自分自身のことは、理解しているようで理解してないことが非常に多いです。自分自身ができると思っている限界と周囲が思っている自分のできることの限界は異なっていることが多いですよね。

いい機会なので、私自身の盲点についても考えてみました。未完了にしていることが日常の中にいくつかあるのですが、そういう場合、計画だけ立ててみて実際には手をつけていないケースが多いです。しかし、計画したことで前に進んでいる気がしているので、なかなか完了できないなという意識が芽生えてきて、徐々に苦手意識を持つようになる気がします。このバッドスパイラルに入ってしまうと、盲点だらけになってしまい「はて、うまく計画したはずなのにどうして完了できないのか。。。」という悩みばかりが頭を回ってしまう傾向があります。ちょっと引いてみてみると、ただ単に行動していないだけだったりするのですが。。

幼少の頃はこの盲点を見落とさずすべてのことに対して関心を持ち触れてみようとするそうです。だんだん大人になり、経験値も増えていくにつれて盲点が増えていくと。経験値が増えることで「できること」が増えるのは非常に良いことであるのは間違いないです。そこに盲点を見落とさない力を備えていけばいろんなことがスイスイと前に進むようになる、というのがこの本の論理です。

すべてのことにあてはまるとは思いませんが、非常に示唆に富んだ内容だなと思いました。文章も平易で分かりやすくか枯れているのでストレスなく一気に読みきれました。(購入当日に全部読みきってしまいました)

昔はできていたのに最近うまくいかないことが多いなという方。盲点が増えてるのかもしれません。是非読んでみてください。

日常の中で「盲点はないか?」という意識を持っているのといないのとでは大きく違うのでは?と感じるようになりました。ただ、この感覚もまた日常の中に埋もれていくであろうものなので、定期的にこの本の要点になる部分を読み返して修正していくと、随分見え方が変わってくると思います。

投稿者 terarino : October 8, 2004 5:46 PM

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